関東三十六不動霊場巡りの旅

関東三十六不動霊場について

不動明王は、観音菩薩、地蔵菩薩と共に古くから多くの人々に信仰されている仏様です。一般に観音菩薩は母親のような優しさを感じられる慈悲の形相をしています。一方、不動明王は父親のような厳しさを感じられる憤怒の形相をしています。

また観音菩薩を祀る観音霊場としては、西国三十三観音霊場、坂東三十三観音霊場などが知られていますが、不動明王を祀る不動尊霊場は、近畿三十六不動尊霊場、関東三十六不動霊場などが知られています。三十六不動尊霊場の三十六という数字は、不動明王の眷属である三十六童子からきています。

関東三十六不動霊場は1986年に制定された不動霊場です。札所寺院は、神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県の四都県にまたがっており、それぞれを四国八十八箇所と同じように発心の道場、修業の道場、菩提の道場、涅槃の道場と呼んでいます。

関東三十六不動霊場には、成田山新勝寺及びその別院、大山詣で知られる大山寺、目白、目赤、目黒、目青、目黄の江戸五色不動など南関東にある有名な不動寺院が多数含まれています。

不動寺院では護摩が厳修されます。成田山のホームページでは、
「御護摩とは、お不動さまを本尊としてその前に壇を設け、護摩木という特別な薪をたいて、諸願の成就を祈る真言密教の修法です。護摩の火はお不動さまの智慧を象徴し、薪は煩悩を表しています。護摩の祈祷を通じて、むさぼり、いかり、おろかさという心の迷いをお不動さまの智慧の炎で焼きつくし、願望を清め、すみやかに成就するよう祈念いたします。」
と書かれています。関東三十六不動霊場には護摩に自由に参加できる寺院がありますので、それらのお寺を巡った時は是非、護摩に参加してみましょう。

このホームページでは、私が関東三十六不動霊場の寺院を巡った時に感じたことや体験したことなどをつづった巡礼記を書いていきます。そしてそれを読んで、一人でも多くの人が不動霊場巡りに関心を持ってもらえれば幸いです。